大峯山「西の覗」は、命綱をつけて崖から逆さ吊りにされる修験道の激しい荒行の場

※ 今回は修行してません!!

修行ということで、大峯奥駈道は大峰山・山上ヶ岳に登ってきましたが、一番強烈に記憶に残ったのは、やっぱり「西の覗き」でした。
写真や動画では何度も見ていましたが、実際にその場所へ立つと、まったく別物です。ぜひユーチューブでどんなのか事前チェックを。

※ 今回は修行してません!!

崖の縁に立った瞬間、足がピタッと止まる感触、頭では「大丈夫」と分かっていても、膝は震え、足の裏から力が抜けていくような感覚です。
下をのぞき込むと、思わず体が後ろへ逃げようとする、本能そのものの恐怖で「これ、本当に前へ行くの?」そう思った時点で、普段いかに自分が安全な場所で生活しているのかを痛感しました。

今回は命綱を付けて崖から身を乗り出す「覗き」はしませんでしたがそれでも十分で、あの場所に立ち、恐怖と向き合っただけで、自分の限界を見せつけられた気がします。
修験道は「山で自分を鍛える」と言われますが、その意味が少し分かった気がします。体力だけではなく、恐怖や弱い心とも向き合うのが修行、です。登山は景色を楽しむものだと思っていましたが、大峰山は少し違いました。山そのものが「お前はどう生きるのか」と問いかけてくるような、不思議な空気があります。西の覗は、ただ怖い観光スポットではありません。何百年もの間、山伏たちが自らを見つめ直してきた修行の場。その場に立っただけでも、背筋が伸びる思いがしました。

めちゃくちゃ怖かった。でも、だからこそ忘れられないものとして、
「あれこそが修行なんだ。」
そう心から感じた、大峰山で最も印象に残った体験でした。また今度、修行に来ます。