雪化粧の奥の院と、弘法さんと弟子の関係性を勝手に想像

奥之院は弘法大師空海の御廟がある場所

高野山大学学長の松長潤慶先生が、盛和塾大阪改め大和の伊勢合宿にも参加していただけました。

松長先生との対話は書籍にもしてもらってまして、非常にわかりやすくまた、先生が長い間、清風で教鞭を取っておられたのを聞いてなんかいろいろご縁を感じたりしています。清風は上本町の学校から高野山奥の院まで100㎞歩行を毎年されていて、休みちょこちょこ入れて睡眠なしで30時間以上歩くと聞き、清風の偉大さをちょうど感じたところでした。

高野山は弘法大師空海さんの修行の場であり今も眠っている場ですが、お弘法さんと弟子の関係性ってどんなものだったのか、今ではわからないので推測しかないのですけど、少なくとも師を尊敬して慕っていたでしょうが、中には出来の悪い弟子もそりゃいただろうと思います。何度言っても失敗する弟子、一度言っても聞いてない弟子、精神的に大丈夫だろうからみんなのためを考えて、怒るときはみんなの前であえて怒ろうと思ってよく怒られていた弟子、いろんな弟子がいたことだと感じるのですが、今、こうやって奥の院や壇上伽藍、金剛峯寺などが真言密教の聖地とされて、国内外から参拝に来る方が多い以上、相当慕われていたのだと感じます。

お大師さまにとって弟子はどのような関係だったのか?これは経営者と従業員の関係にも似ていると思いますが、もちろん回答はありませんけど「一味」というのはしっくりきます。
とある有名な漫画に出てくる、麦わらの一味、のような、目的は同じくするものの手段や強みは異なる集団、仲間を信じ共に戦う一味、もちろんボスは旗振りをするので必要です。まあそんな感じに言語化するとマフィアのボスと部下たち、マフィアのボスなのででかい葉巻刷ってでかい金歯してるような、ただ部下の1人に2人目生まれたとか聞くと「奥さん大事にな」だけ言って札束を1本ぽんとあげるような、そんな愛情深いvボスのイメージです。

一味、同士、戦友、盟友、僚友、同志、同胞、仲間、運命共同体、家族、ファミリー、チームメイト、二人三脚、呉越同舟、みたいな言葉が出てきますが、一味、戦友、同志くらいがしっくりきます。劉備・関羽・張飛の桃園の誓いのようなもの、そりゃいいですけどそうはいかない現実も知りつつ。
組織の掟は絶対であるけど、中では本当に優しくどこまでも守る、特に出来の悪いやつを絶対に見捨てない、ヤクザのボスみたいのがええような気がします。ゴリラボスですし、ファミリーなんか言えばなんとなく納得もしますので、厳しいけど優しさにあふれる関係性。

強い組織はそんな感じがありますのでファミリー感も必要ですし、戦争行って生き残ってきた仲間たちはすごく仲がいいと聞きますが、死線をくぐってきた同士、戦友でそりゃ仲良くなるものです。
そういうのを目指します。