高野山真言宗 壇上伽藍 根本大塔

お大師さまが高野山をご開創された折、真っ先に整備へ着手した場所

お大師さまが高野山をご開創された折、真っ先に整備へ着手した場所、それが壇上伽藍です。

伽藍(がらん)とは、もともと僧侶が集まって仏道を修行する清浄な場所を指す梵語(サンスクリット)の「サンガラーマ(sāṅghārāma)」が由来の言葉です。
ちなみに京都サンガのサンガはここから来ています。サンスクリット語で「仲間・群れ」を意味する言葉で、ラーマ、がつくと集まる場所とかそんな感じになります。

高野山金剛峰寺は816年弘法大師様に開創されましたが、お大師さまは高野山でまず最初に壇上伽藍から始められて、密教思想に基づく金堂、根本大塔、西塔などの建立に力を注がれました。
根本大塔は高さ約50メートル、本尊は胎蔵大日如来、周りには金剛界四仏(しぶつ)が取り囲んでいます。
・阿閦如来(あしゅくにょらい)
・宝生如来(ほうしょうにょらい)
・阿弥陀如来(あみだにょらい)
・不空成就如来(ふくうしょうじゅにょらい)の四尊

16本の柱には堂本印象画伯の筆による十六大菩薩(じゅうろくだいぼさつ)、四隅の壁には密教を伝えた八祖(はっそ)像が描かれ、堂内そのものが立体の曼荼羅(まんだら)として構成されています。
根本大塔の隣にある鐘、日本で四番目に大きな鐘であったことから高野四郎と呼ばれるようになりました。ちなみに、高野山の12時に「高野町の歌」が流れます。

初めて聞きました!