発心門王子 ここよりは神のふところ発心門

ここよりは神のふところ発心門

ここからが熊野本宮大社の神域とされている発心門王子です。

王子というのは熊野の神をまつるとされる社だったり、その跡地のことです。熊野本宮大社まではだいたい2キロくらい間隔で王子があるのですが、京都の城南宮から船で淀川わたって天満橋、ここからスタートしますけど、ちゃんとした形に残ってるのはほんのわずかです。万呂王子なんて梅畑にありますし。

熊野という語源は諸説ありますが「隈」=奥まった場所 「野」=未開の地 という意味だったそうで、京からすれば神々がおられるひっそりとした奥まった場所、未開地の意です。
だからこそ神々がおられる熊野詣が流行したのかもしれません、お隣さんに神々います、だとどうもちょっと詣でる気持ちが薄れますので。

ちなみに発心門王子は熊野本宮大社からでも、紀伊田辺駅からでもバスで1本直通出てるので、ハイキング感覚で熊野古道を楽しむ方が多く、ツアーも多くあって半袖短パン軽装でも歩けるので神々しい雰囲気が一気に薄れます。道も整備されてるし迷うことはまずないですし、途中に自販機もあれば茶屋もあればでまあまあハイキングでして、田辺の小学校高学年では発心門から本宮大社まで遠足歩くらしいのでお気軽にどうぞ、です。距離は8キロくらいだし、展望台も
あるのでまずはここから熊野古道チャレンジ!です。