近露王子に徳仁皇太子殿下(現在の天皇陛下)行啓

平成4年の皇太子様(現在の天皇陛下)が御幸

世界遺産登録は2004年なので平成16年、その12年前には時の皇太子さまはお越しになられておりました。
ここ近露王子や滝尻王子でもこの御幸の石碑が見られます。
徳仁皇太子殿下は、山歩きや歴史に造詣が深く、後に熊野古道を歩かれた記録があります。

ちかつゆの由来は、10世紀末に花山天皇が熊野詣の際に箸折峠で「これは血か、露か」と問うたことが「近露(ちかつゆ)」の由来とされてますし、有名な花山法皇を模した「牛馬童子像」があります。
平成4年5月27日と石碑は書かれてまして、いちおう本宮大社様まで歩いておまいりしたとか、紀伊民報に載ってたとか聞きました。

よくよく考えると後白河法皇33回、後鳥羽上皇26回、と熊野詣されてますので、陛下のご先祖様がそこまで熊野詣にまいられたということは何らかの意味があって興味関心を抱かれるのも当然ではないかとも、思ったりします。ただ最近は人が増えたしバスでここ近露まで来て多くの人が降りたりもするので、なんか熊野詣も趣向がいろいろ変化するものだと、思ったり。