有名な安珍清姫伝説、清姫は実はここ中辺路の一願寺が菩提寺です。さらに元々はこのあたりの真砂地域の荘司=荘園(しょうえん)の管理を行う役人の娘だったそうです。
おんかかびさんまえいそわか。臨済宗妙心寺派雪峰山・福巖寺、通称一願寺ですが、もう小さい時から何度おまいりに来たかわかりません。昔は雪が積もったりしたこともあったのと、五角形の合格鉛筆を何本買ったかわかりません。
安珍清姫伝説ですが、熊野詣をする安珍が清姫と出会い、また戻ってくるといったのに戻って来なくて、清姫が怒ります。
安珍が戻ってこなかったので清姫は怒って龍になって、塩見峠からあんちん見つけて追っかけて、清姫が日高側もひょいひょいと龍なので渡ってしまって、道成寺の鐘に逃げた安珍を、鐘ごと安珍も焼き切ったという紙芝居を、子供ながらに道成寺で聞いたことがあって今でも覚えています。
黒焦げに安珍がなって鐘が燃えたので、だから今でも道成寺には鐘がないという話を今でも覚えています。
あとお土産の釣り鐘まんじゅうは、そういうわけで御坊の名産で、安珍清姫伝説きてるという話も。
多分田辺市民や御坊市民などはみんな、安珍清姫話は知ってると思います。
田辺の江川にある龍泉寺では、清姫がここで水飲んで安珍追っかけた話があります。
※ 清姫さんは悲しみのあまり富田川に身を投げたので、龍になるとか炎をはくとかは後世に歌舞伎で脚本家が面白くしただけとかいろいろあるんですけど、清姫さん話はとりあえず有名で、釣り鐘まんじゅうは美味しいです。