ひるね茶屋手前、関所跡を超えて急な坂からの絶景

田辺湾が一望で槙山鉄塔もすぐそこ


田辺市民にとって高尾山は馴染みある山で、小学校か中学校くらいには1度は登るかと思いますが、槙山はそれほどメジャーでないのが通常です。
ただ冬の寒い日などは朝学校に行く前に、高尾山が白くなっていたり槙山が白くなっているとなんか嬉しくなるものでして、市内の新万とかでも積もることが10年に1回くらいありますけどそのときは槙山も高尾山も真っ白になっているので「ひゃっほう!」と嬉しくなったものです。南国育ちの温かい和歌山県民なので。

槙山鉄塔あのあたりは捩木から少し行けば到着するらしいので、次の機会にチャレンジしようと思いますがこのあたりだとすごく槙山が馴染みに見えます。
あとこんなところまで配達の仕事されてる物流仕事のヤマトさんには、頭が下がります。

安珍清姫伝説

このあたりは、歌舞伎や浄瑠璃でも知られる安珍清姫伝説ゆかりの地としても有名です。
一般的に語られる物語では、 清姫は真砂 (田辺市中辺路町真砂)の荘司の娘で熊野参詣に向かう僧・安珍は、その屋敷を宿にしていました。安珍に一目ぼれした清姫は安珍に言い寄り、安珍は熊野詣の帰りに連れて帰ると約束しましたが、安珍はその約束を破って帰ってしまいました。逃げる安珍を追いかけた清姫は、 槙山の中腹の杉の木によじ登り、はるか先を逃げる安珍を見つけ、悔しさのあまり枝を捻じ曲げました。 これが捻木の杉です。その後、安珍を追いかける清姫は大蛇に姿を変え、日高川の道成寺の鐘に隠れていた安 珍を鐘もろとも焼き殺してしまいました。しかし、清姫の故郷の真砂に伝わる話は違い、清姫は悲しみのあまり富田川の渕に身を投げたと語られ、清姫の悲恋を伝える史跡がいくつも残されています。