熊野古道世界遺産 潮見峠越え

潮見峠のトイレと休憩所はすごくきれい

熊野古道で最後に海が見えることから付いた名称だそうです。逆に熊野詣してから熊野より京都に帰ってくるときには「海じゃ、海が見えるぞ!」となったと思うので、命名意味からすればそっちの感動のような気がします。山の中や川など歩いて来て海沿いのところに来て海が見えると「ここまで来たか~」と嬉しくなる、そんな感じではないかと。

こっちの稲葉根王子などに行かないショートカットコースでは
近世の石畳のある長尾坂 → 昼寝茶屋でのお花見 → 安珍・清姫伝説が残る捻木の杉 → 爽快な景色の潮見峠を越え → 覗橋 明光バスか龍神バス
というようなコースになると思いますので、ここから坂を降って降りていきますので実に快適です。惰性で足をあげれば勝手に下に進んでいくコースで覗橋まで進みます。

今回初めて普通の靴でなくてジョギングシューズ兼トレラン可能靴で挑んだのですが、もっと早く履いておけばよかったと後悔するくらい快適でした。
ちなみに通常コースの、稲葉根王子から滝尻王子までのコースは今は富田川沿いに道路もあって川遊びもあって大塔や鮎川もあって楽しい場所の感じがありますが、当時昔はこのあたりが何度も川を渡り、山を越えるという難所であったことから川なんかでは大雨の影響で水かさが増えれば渡れずに流されてしまったりとかもあったそうで、単なるショートカットコースだからいいというわけでもなく、通行が容易な潮見峠越えのルートに変化してきたのです。

変化には必ず理由があります。